Docker Compose v2 がリリースされ、docker-compose コマンドが docker compose に変更になりました。
Docker Compose v1 は2023年6月以降サポートが終了しているため、docker compose を使うことをお勧めしますが、どうしても docker-compose を使い続けたい場合もあるかと思います。
その場合のdocker-compose を継続的に使う方法をご紹介します。
docker-compose コマンドへのエイリアスを設定する
最も簡単な方法は、docker-compose コマンドのエイリアスを docker compose に設定することです。
以下の内容を~/.bashrc や ~/.zshrc などのシェル設定ファイルに記述すれば、シェルを起動するたびにエイリアスが有効になります。
alias docker-compose="docker compose"
Macの場合は、ターミナルで sudo vi ~/.bashrc で上記を入力し、source ~/.bashrc で完了になります。
docker-compose シェルスクリプトを作成する
binディレクトリ内にdocker-compose という名前のファイルを作成し、以下の内容を記述します。
#!/bin/bash
docker compose "$@"
このスクリプトは、docker-compose コマンドを受け取ると、それを docker compose コマンドに置き換えて実行します。 $@ は、スクリプトに渡されたすべての引数を表します。
作成したファイルに実行権限を付与(chmod +x docker-compose)し、/usr/local/bin 等(sudo mv docker-compose /usr/local/bin/)に移動してください。
これで、docker-compose コマンドが使用できるようになります。
Docker Compose v1 をインストールし続ける
Docker Compose v1 を削除せずにそのまま使い続けることもできます。ただし、公式サポートは終了しているため、セキュリティリスクやバグが発生する可能性があります。
Docker Desktop を古いバージョンにダウングレードする
Docker Desktop を古いバージョンにダウングレードすれば、Docker Compose v1 を使い続けることができます。しかし、これも同様にセキュリティリスクやバグが発生する可能性があります。